飲食店の広告・宣伝方法の比較|6種類の費用の形と、お金をかける順番【2026年】
広告を出したほうがいいのは分かっている。でも、Google広告、インスタの広告、グルメサイトの有料プラン、チラシと選択肢が多く、どれにいくらかければいいのか決められない。販促費を見直したい飲食店のオーナーから、よく聞く相談です。
広告の種類を並べた記事はたくさんあります。ただ、種類を知っても「自分の店はどれから始めるか」は決まりません。決めるために必要なのは、広告ごとに費用のかかり方が違うことを知り、効果を同じ物差しで比べることです。
この記事では、飲食店がよく使う6種類の広告・宣伝方法を、費用の形・向いている店・効果の測り方で比べます。料金は公式サイトで確かめた値だけを、確認日つきで書きます。そのうえで、当社が実際に使っている「来店1組あたりの費用」で比べる方法と、お金をかける順番をまとめました。
書いているのは、飲食店に特化したWEB集客のコンサルティング会社、株式会社STABBLEです。Google Partners プログラムの参加代理店として通算1億円以上のGoogle広告を運用し、700店舗以上の飲食店を支援してきました。当社は自社でも飲食店(モルゲン)を運営しています。
この記事の結論
- 広告は「費用の形」で3つに分かれます。 クリックや表示に応じて払うもの(Google広告・Instagram広告)、月額や予約の人数で払うもの(グルメサイト・LINE公式アカウント)、作って配る分を先に払うもの(チラシ・ポスティング)です。Googleビジネスプロフィールは無料です
- 効果は「来店1組あたりの費用」にそろえて比べます。 クリック数やフォロワー数ではなく、その広告から何組が来店し、1組を呼ぶのにいくらかかったかを、1組が店に残す利益と比べます
- お金をかける順番は、無料の土台 → 着地ページ → 「いま探している人」への広告 → 「まだ探していない人」への広告です。 来たお客様を呼び戻す仕組みも同時に作ります
- 広告の約束と、着地ページの中身をそろえます。 広告で「貸切30名まで」と書いたら、飛んだ先のページにも同じことを書きます
飲食店の広告6種類の比較表
まず全体を並べます。「費用の形」は、何に対してお金を払うかです。
| 広告・宣伝方法 | 費用の形 | 向いている店 | 効果の測り方 | 詳しい記事 |
|---|---|---|---|---|
| Googleビジネスプロフィール(Googleマップ) | 作成・掲載は無料。運用の手間、または代行の費用 | すべての店。特に「駅名+業態」で探される店、訪日客の多いエリアの店 | 電話・経路検索・ウェブサイトへの移動などの推移を、前年の同じ月と比べる | MEOで集客する方法 |
| グルメサイト(食べログ・ホットペッパーグルメ等) | 無料掲載+ネット予約1人ごとの手数料。月額の有料プランで露出を買う | 宴会・コースの予約が多い店。駅前など競合の多いエリアの店 | その媒体のネット予約だけで費用対効果を出す。予約転換率を前年同月と比べる | グルメサイト比較 |
| Google広告(検索広告) | クリックされたときだけ払う。1日の平均予算は自分で決める | 「エリア+業態」「貸切」「個室」などで探される店。客単価の高い店、新店 | 広告からの来店(または予約・電話)の数と、来店1組あたりの費用 | 飲食店のGoogle広告 |
| Instagram広告(Meta広告) | 通常は表示回数に応じて払う。予算は自分で決める | 見た目で選ばれる店、若い客層の店、開業前の店 | 着地ページへの訪問と予約、来店客アンケートの「知ったきっかけ」 | インスタ集客の始め方 |
| LINE公式アカウント | 月額の固定費。プランごとに送れるメッセージの数が決まっている | 常連で回す店、ランチなど来店の頻度が高い店 | 配信したクーポンの利用数、配信後の再来店 | リピート率の測り方と上げ方 |
| チラシ・ポスティング | 印刷と配布の費用を、配る前に払う | 住宅地・郊外の店、家族客や年配の客が多い店、宅配・テイクアウトのある店 | チラシ専用のクーポンの持参数、アンケートの「知ったきっかけ」 | ― |
「向いている店」は、当社の支援の経験からの見方です。エリアや業態、今の状態によって変わります。
この6つは、届く相手で3つに分けると整理しやすくなります。
- いま店を探している人に届く: Googleビジネスプロフィール、グルメサイト、Google広告
- まだ探していない人に知ってもらう: Instagram広告、チラシ・ポスティング
- 一度来た人を呼び戻す: LINE公式アカウント
探している人への広告は、予約や来店に近いぶん成果を測りやすく、知ってもらう広告は、来店までに時間がかかり、測りにくくなります。この違いが、あとで書く「お金をかける順番」の理由です。
種類ごとの費用と仕組み(公式の値)
ここからは、それぞれの料金の仕組みを公式サイトで確かめた内容です。代理店に運用を頼む場合は、ここに書く媒体の費用とは別に、代理店の手数料がかかるのが一般的です。
Googleビジネスプロフィール:無料
Googleマップや検索結果に出るお店の情報は、Googleビジネスプロフィールで管理します。Googleは「ビジネス プロフィールを作成し、Google にビジネス情報を掲載するのに料金は かかりません」としています(Google ビジネス プロフィール、2026年10月6日確認)。
広告ではありませんが、お店の名前やエリアで探した人の多くが最初に見る場所です。お金をかける前に、カテゴリ・営業時間・メニュー・写真を正しく整えておくことが、ほかのすべての広告の土台になります。
グルメサイト:無料掲載+予約の手数料、有料プランは露出を買う
食べログ・ホットペッパーグルメ・ぐるなびは、無料で店のページを持ち、ネット予約まで受けられます。予約1人あたりの手数料は、無料のプランで夜200円前後です(食べログはディナー200円・ランチ100円〈税抜〉、ホットペッパーグルメは夜200円・昼50円〈ポイント付与料+税抜の手数料〉、ぐるなびのスタートプランはディナー205円・ランチ41円)。
月額の有料プランは、検索結果の上位や特集への掲載といった「露出」を買うものです。料金を公開しているのは食べログ(食べログPR 月額10,000円〜100,000円、税抜)とぐるなび(ライト 月11,000円、ベーシック 月33,000円)で、ホットペッパーグルメの有料プランは非公開です。食べログPRはプラン期間が6ヶ月か12ヶ月で、途中解約ができません。
出典:食べログ 食べログPR・食べログ ネット予約・食べログPRサービスに関する特記事項、ホットペッパーグルメ ネット予約プラン、ぐるなびPRO 楽天ぐるなび掲載のご案内(いずれも公式サイト、2026年9月30日確認)
税の扱い、昼と夜の境目、数える人数は媒体ごとに違います。媒体ごとの比べ方は「グルメサイト比較」で詳しく書いています。
Google広告:クリックされたときだけ払う
Google広告(検索広告)は、「渋谷 居酒屋 個室」のように検索した人に、検索結果の上で広告を出す仕組みです。多くはクリック単価制で、広告が表示されただけでは費用はかからず、クリックされたときに費用がかかります。上限クリック単価を設定した場合、その額を上回る料金が請求されることはありません(クリック単価(CPC) - Google 広告 ヘルプ、2026年10月6日確認)。
予算は「1日の平均予算」で決めます。ある日の費用が1日の平均予算の2倍になることはありますが、1か月の費用は1日の平均予算の30.4倍を超えません(超過配信と 1 日の平均予算について - Google 広告 ヘルプ、2026年10月6日確認)。
予算の決め方、来店の計測、検索語の足し引きは「飲食店のGoogle広告」にまとめています。
Instagram広告:通常は表示回数で払う
Instagramの広告は、Facebookと同じMetaの広告の仕組みで出します。Metaは、広告の入札価格とパフォーマンスをもとに表示の枠を競うオークションを使っており、広告の作成時に特に指定しない限り、通常は広告が表示された回数(インプレッション)に基づいて請求されると説明しています。予算や上限予算を決めて、使う額を管理します(Metaの広告料金の請求のしくみ - Metaビジネスヘルプセンター、2026年10月6日確認)。
表示に対して払う形なので、見た人が店のページに来なくても費用はかかります。そのぶん、クリックや予約の数を自分で追わないと、何に払っているかが見えなくなります。投稿の続け方や見るべき数字は「インスタ集客の始め方」で書いています。
LINE公式アカウント:月額の固定費で、送れる数が決まる
LINE公式アカウントは、友だちになってくれたお客様にメッセージやクーポンを送る仕組みです。新しいお客様を呼ぶというより、一度来たお客様を呼び戻すためのものです。料金は3つのプランです(LINE公式アカウント 料金プラン、2026年10月6日確認)。
| プラン | 月額固定費(税別) | 無料メッセージ通数 | 追加メッセージ |
|---|---|---|---|
| コミュニケーションプラン | 0円 | 200通 | 不可 |
| ライトプラン | 5,000円 | 5,000通 | 不可 |
| スタンダードプラン | 15,000円 | 30,000通 | 1通3円(税別)まで。配信数によって単価が変わる |
開設したときはコミュニケーションプランに設定されています。スタンダードプランの追加メッセージの料金は、2026年10月1日に改定されたと公式ページに書かれています。友だちの数と、月に何回送るかから、必要な通数を見積もってプランを選びます。
チラシ・ポスティング:配る前に費用を払う
チラシの新聞折込やポスティングには、公的に決まった単価はありません。印刷のサイズ・部数・エリア・配り方で変わり、各社が料金を出しています。
一例として、印刷会社のラクスル株式会社は、ポスティングを印刷と配布のセットで「最少1,000部7,898円から注文可能」と公開しています。料金はエリアや配布方法などで変わります(ラクスル ポスティング、2026年10月6日確認。税込・税抜の表記はページにありません)。これは1社の公開値で、相場ではありません。見積もりは2〜3社で取り、同じ部数・同じエリアで比べてください。
チラシは、配った相手が来店したかが分かりにくい広告です。チラシにだけ載せるクーポンや合言葉を付け、持参した組数を数えるのが、効果を測る基本です。
広告の効果は「来店1組あたりの費用」でそろえて比べる
6つの広告は、払い方がばらばらです。クリック、表示、月額、予約の人数、配った枚数。このままでは比べられません。当社は、どの広告も「その広告から来店した1組を呼ぶのに、いくらかかったか」にそろえて比べています。
計算のしかた
- 来店1組あたりの費用 = その広告にかけた費用 ÷ その広告から来店した組数
これを、1組が店に残す利益と比べます。1組の費用が利益より小さければ、その広告は店にお金を残しています。
グルメサイトのように予約の数で見る媒体は、次の式でも見ています。
- 費用対効果 = その媒体のネット予約組数 × 平均の組人数 × 客単価 ÷ 販促費
どちらの式でも大事なのは、分子をその広告から来た分だけに絞ることです。グルメサイトを見て電話してきたお客様や、自社サイトから予約したお客様まで混ぜると、効果が実際より大きく出ます。
比べてみる(架空の例)
以下はすべて説明のための架空の数字です。実在のお店の数字でも、相場でもありません。1組の売上を12,500円、原価を引いて残る額を8,750円とします。
| 広告 | 1か月の費用 | その広告から来店した組数 | 来店1組あたりの費用 |
|---|---|---|---|
| Google広告 | 50,000円 | 12組 | 約4,200円 |
| グルメサイトの有料プラン | 月額25,000円+手数料5,000円 | 6組 | 5,000円 |
| チラシ・ポスティング | 40,000円 | 3組(クーポン持参) | 約13,300円 |
この例では、Google広告とグルメサイトは1組8,750円の残りに対して費用が下回り、チラシは上回っています。ただし、チラシで来た家族客が常連になるなら、2回目以降の来店で取り戻せるかもしれません。最初は2回目以降を入れずに判断し、上振れ分として見るのが安全です。
比べるときの注意
- 費用が小さい広告は、数字が大きく振れます。 月に数万円の広告は、来店が数組動くだけで1組あたりの費用が大きく変わります。1か月で決めず、何か月か並べて目安として見ます
- Google広告の来店の数字は、あとから確定します。 当社は直近2〜3週間を「計測待ち」として扱い、少なく見えても慌てて止めません
- 季節で数字は動きます。 比べる相手は前の月ではなく、前の年の同じ月です。前年比で数%の揺れは季節の要因として扱います
- 媒体ごとに管理画面の数字の定義が違います。 予約転換率などを媒体をまたいで横に並べず、同じ媒体の前年同月と比べます
そして、縮んでいる広告にお金を足すより、来店1組あたりの費用が下がっている、伸びている広告にお金を回すほうが効きます。
お金をかける順番
ここまでを踏まえて、当社がお店にお勧めしている順番です。
- 売上を分解する: 売上=客単価×来店人数、来店人数=組人数×来店組数、来店組数=各媒体の予約+予約なしの来店。どの段の、どの経路が落ちているかを先に確かめます。予約なしの来店が減っているなら、電話に出られているか(出られた電話÷かかってきた電話)も見ます
- 無料の土台を整える: Googleビジネスプロフィール、グルメサイトの無料掲載、店頭の看板とメニュー。営業時間・メニュー・価格をすべての場所でそろえます
- 着地ページを用意する: 広告から飛ぶ先に、メニュー・価格・写真・地図・予約の入口がスマホで最初から分かるページを用意します。ここが弱いと、どの広告もクリックで終わります
- 「いま探している人」への広告から始める: Google広告、またはすでに予約が伸びているグルメサイトの有料プラン。来店に近い人に出すので、来店1組あたりの費用が読みやすく、判断が早くできます
- 「まだ探していない人」への広告を足す: 若い客層や見た目で選ばれる店ならInstagram広告、住宅地や家族客の店ならチラシ・ポスティング。どちらも来店の測り方(専用のクーポン、アンケート)を決めてから始めます
- 来たお客様を呼び戻す仕組みを作る: LINE公式アカウントやアンケートで、一度来た人との接点を持ちます。新規を呼ぶお金が、リピートしないまま流れ出るのを防ぎます
- 毎月、来店1組あたりの費用で比べて配分を変える: 伸びている広告に回し、縮んでいる広告は足さずに止めるか直します
状況別に、先にお金をかける広告
| お店の状況 | 先にお金をかける広告 | 理由 |
|---|---|---|
| 開業前・開業したばかり | Google広告、Instagram広告 | 知られていないのが最大の問題。探している人に出しつつ、見た目で知ってもらう |
| 宴会・貸切の予約を増やしたい | Google広告、グルメサイト | 宴会を探す人は検索とグルメサイトで比べる。貸切の人数や条件を載せた着地ページが要る |
| 予約なしの来店が減った | Googleビジネスプロフィール(無料)、店頭 | 近くで探している人と通りがかりの人に届いていない可能性が高い。お金の前に情報を整える |
| 住宅地・郊外で家族客が中心 | チラシ・ポスティング、Googleビジネスプロフィール | 商圏が近所に限られ、紙で届く人が多い。名前で検索されたときの情報も整える |
| 新規は来るのに客数が伸びない | LINE公式アカウント、来店客アンケート | 来店後の満足か、呼び戻しに問題がある。新規の広告を足す前に店を直す |
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広告の約束と、着地ページの中身をそろえる
どの広告でも、来店1組あたりの費用を下げるいちばん確実な方法は、広告で約束したことを、飛んだ先のページでそのまま見せることです。
広告に「貸切30名まで」「飲み放題付きコース4,000円」と書いたのに、クリックした先のページに貸切の人数やそのコースが載っていなければ、お客様は予約をやめて戻ってしまいます。費用はクリックや表示の時点でかかっているので、そのまま損になります。
見直すときは、次の3つを並べて確かめます。
- 広告の文と写真: 何を約束しているか(人数・価格・コース名・個室の有無)
- 着地ページ: その約束が、スマホの最初の画面か、すぐ下に書いてあるか
- 予約の入口: 約束したコースや人数で、そのまま予約できるか
もう1つ気をつけたいのが、日付の書き写しです。たとえば食べログのクーポンは、期限が毎月末に更新されます。当社では、広告や自社サイトに媒体のクーポンの期限を書き写さないようにしています。書き写すと、翌月には広告とページの日付が食い違うからです。
自社店舗(モルゲン)では、着地を自社の店舗ページに移した
当社が運営する飲食店(モルゲン)では、Google広告の着地ページを、食べログの無料のページから自社の店舗ページに移しました(2026年9月)。この店舗ページは、Google広告とInstagram広告の両方の着地点にしています。理由は2つです。
- 自分で効果を測れる: 自社のページなら、広告から来た人がどのページを見て、予約の入口まで進んだかを自分で確かめられる
- 自分の資産になる: ページに手を入れた分だけ、自分の店のページが良くなる。媒体の枠の中では、載せられることに限りがある
予約の受付は、食べログのネット予約のままにしています。着地ページを自社に移すときも、予約の仕組みまで作り直す必要はありません。グルメサイトと自社のページは、どちらか一方ではなく、役割を分けて使えます。
飲食店の広告でよくある失敗例
当社が支援の中でよく見る失敗です。
| よくある失敗 | なぜ困るか | 代わりにすること |
|---|---|---|
| 広告の効果をクリック数やフォロワー数で判断する | 増えても来店につながっているかは分からない | 来店1組あたりの費用で判断する |
| ほかの経路の予約まで混ぜて効果を測る | 効果が大きく出すぎ、効いていない広告に払い続ける | 分子をその広告から来た分だけに絞る |
| 着地ページを整えないまま広告を始める | クリックや表示に払っても予約にならない | 先にメニュー・価格・予約の入口をそろえる |
| 広告を始めて1〜2週間で止める | 来店の数字が確定する前に判断してしまう | 直近2〜3週間は計測待ちとして扱う |
| 営業担当の提案だけでプランを決める | 自店の数字で元が取れるかを確かめないまま固定費が増える | 増える費用を1組あたりの利益で割り、元を取るのに必要な組数を出してから見積もりを聞く |
| 割引につられて長い契約を結ぶ | 途中でやめられず、効かなくなっても費用が続く | 契約期間と途中解約の条件を先に確かめる。食べログPRは6ヶ月か12ヶ月で、途中解約ができない |
| 縮んでいる広告にお金を足す | 届かない場所にさらに払うことになる | 伸びている広告に回す |
| 見返りと引き換えに投稿や口コミを頼む | 規約違反になり、表示によっては景品表示法に触れる | 次の章を参照 |
グルメサイトの有料プランを検討するときは、逆から考えると判断しやすくなります。増える月額を1組あたりの利益で割ると、元を取るのに必要な予約の組数が出ます。無料プランで記録した今の予約の組数と比べ、その上乗せが見込めるかを、見積もりの場で営業担当に聞いてください。
口コミ・インフルエンサーを使うときの注意
お金をかけない宣伝として、インフルエンサーに来店してもらう、お客様に投稿を頼む、という方法もあります。ここには法律と規約の線があります。
2023年10月1日から、広告であるのに一般の消費者に広告だと分からない表示(ステルスマーケティング)は、景品表示法の違反になりました。規制の対象になるのは、商品・サービスを提供する事業者、つまりお店の側です。依頼を受けたインフルエンサーなどの第三者は対象になりません(消費者庁「令和5年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法違反となります。」、2026年10月6日確認)。
無料の食事や謝礼と引き換えに投稿を頼むなら、投稿に広告であることが分かる表示を入れてもらってください。表示が無ければ、責任を問われるのはお店です。
また、Googleは、クチコミの投稿や変更と引き換えに無料や割引で商品・サービスを提供することを禁じています(Google ビジネスプロフィール ヘルプ、2026年9月30日確認)。「口コミを書いたらドリンク1杯無料」はできません。
よくある質問
飲食店の広告費は、いくらが目安ですか?
売上に対する割合で決めるより、来店1組あたりの費用から逆算するほうが確かです。1組を呼ぶのにかけてよい額は、その1組が店に残す利益で決まります。最初は来店の数字が読める程度の少ない額で始め、1組あたりの費用が見えてから、採算の合う範囲で広げます。
お金をかけずにできる宣伝方法はありますか?
あります。Googleビジネスプロフィールは作成も掲載も無料です。グルメサイトも無料で掲載でき、ネット予約で来店した人数に応じた手数料だけがかかるプランがあります。LINE公式アカウントにも月額0円のプランがあります。店頭の看板やメニューの見せ方の見直しも、すぐにできます。
Google広告とInstagram広告は、どちらが先ですか?
当社は、多くのお店でGoogle広告を先にお勧めしています。Google広告は「いま店を探している人」に出すので、来店につながったかを測りやすく、判断が早くできるからです。開業前で知られていない店や、見た目で選ばれる店、若い客層を狙う店では、Instagram広告を早めに組み合わせます。
チラシはもう効きませんか?
商圏が近所に限られる住宅地や郊外の店、家族客や年配の客が多い店では、今も選択肢になります。ただし、来店したかが分かりにくいので、チラシにだけ載せるクーポンを付け、持参した組数で来店1組あたりの費用を出してから続けるかを決めてください。
広告を代理店に頼むときは、何を確かめればいいですか?
広告の費用と代理店の手数料が分けて示されているか、レポートに来店(または予約)の数と1組あたりの費用が載っているか、契約期間と途中解約の条件、の3つです。Google広告の代理店選びで確かめることは「飲食店のGoogle広告」で詳しく書いています。
広告の見直しは、STABBLEにご相談ください
当社は、飲食店に特化してWEB集客を支援しています。Google広告の運用では、成果を「来店1組あたりの費用」で測り、検索語の足し引きや広告文の見直しは担当者が判断して進めます。グルメサイトやGoogleマップも含めて、どこにお金をかけるかを月に一度オーナーと話し合います。
今の広告の費用が見合っているか分からない、どれから始めるか決められない、という段階からご相談いただけます。Google広告の運用の中身と料金は、サービスページにまとめています。