1. はじめに:なぜ今、口コミが重要なのか?

現在の飲食店業界では、ネット上の評価が集客・売上に直結です。特に「食べログ」月間利用者数8,000万人を超える国内最大級のグルメサイトであり、店舗の知名度や信用力を大きく左右します。

「うちの店も食べログに載っているけど、特に活用していない」
「口コミが増えない、内容がいまいち…」

このような悩みを抱える店長・経営者の方に向けて、この記事では 「食べログの口コミ活用で得られる具体的なメリット」「その活用方法」について解説します。

2. 食べログの口コミが飲食店にもたらす3つのメリット

 

2-1. 【メリット①】“無料で”新規集客できる最強の広告塔

 

食べログはSEOにも強く「地域名+ジャンル(例:渋谷 ラーメン)」などの検索で上位表示されやすいです。

口コミが蓄積されて高評価を得ることで、店舗ページが上位に表示される確率が上がり、 それだけ新規顧客の目に留まりやすくなります。

📌 事例:東京都内のイタリアン店A

  • 口コミ評価:3.15 → 3.55 に上昇
  • 月間平均来店者数:120人 → 210人に増加(約1.7倍)
  • 新規客の約60%が食べログを見て来店」と回答

2-2. 【メリット②】口コミは“リアルな体験”として信頼される

広告と違い、ユーザーによる口コミは「第三者のリアルな声」として信頼性が高く、 同じエリア内の競合との差別化にもなります。

「この店は間違いない」という安心感を与え、 来店のハードルを下げる効果があるでしょう。

2-3. 【メリット③】口コミは“改善ヒント”の宝庫

口コミは単なる評価ではなくお客様からのリアルなフィードバックでもあります。

🍽️ 「味は美味しいけど提供に時間がかかった」

🍱 「ランチのボリュームが少し物足りない」

このような声は、改善ポイントの“生きたデータ”です。 改善後に再訪問・再評価されることで、店舗のファンづくりにもつながります。

3. 飲食店が実践すべき食べログ 口コミ活用術5選

3-1. 【分析】口コミは“数”より“質”が命

食べログ評価には「点数」だけでなく、「内容」も見られています。

高評価でもコメントが短い・内容が薄いと集客効果は限定的
逆に3.3程度でも、詳細な体験談や写真が多ければ信頼度は高まる

▶ 対策例: 口コミ収集ツール(例:MEO対策ツールLINE誘導を活用し、具体的な感想をもらえるよう誘導する。

3-2. 【促進】口コミを増やすには“仕掛け”が必要

自然に増えるのを待っていてはダメです。

以下のような工夫を取り入れましょう。

☆ 実践アイデア(すぐできる口コミ促進施策)☆

  • 会計時に「レビュー投稿でデザート1品サービス」
  • 名刺サイズのカードにQRコードをつけて渡す
  • SNS経由での口コミキャンペーン(投稿+タグ付けでプレゼント)

⚠️ 注意:食べログのガイドラインに違反しないよう注意(投稿の内容を強制することは禁止

3-3. 【返信】悪い口コミは“宝の山”、誠実対応がカギ

ネガティブな評価を削除したい気持ちは分かりますが、誠実な返信こそが信頼を生みます。

❌ 【悪い例】

「不快な口コミを投稿するのはやめてください」

✅ 【良い例】

「ご指摘ありがとうございます。提供時間については社内で改善いたしました。次回はより快適にお過ごしいただけるよう努めます。」

このように、改善の姿勢を見せることで読者にも「このお店はちゃんとしてる」と好印象を与えます。

3-4. 【改善】口コミをもとに“PDCA”を回す

🔁 口コミを「経営改善」に活かす!PDCA活用ステップ

  1. 【Plan】 月1回、口コミをExcelに集計し、課題点を見える化
  2. 【Do】 口コミ内容をもとに、接客やメニューの改善案を実行
  3. 【Check】 ポジティブ/ネガティブの分類と効果の確認
  4. 【Act】 結果と対応内容をチームMTGで共有し、SNS・食べログで発信

3-5. 【ブランディング】写真・プロフィールも重要!

店舗ページの写真や説明文が古かったり、情報が不足していると、評価や印象に悪影響を与えてしまう可能性があります。

  • 📷 料理写真は プロに依頼 or スマホでも自然光で撮影
  • 🍽️ おすすめメニューは しっかり紹介し、看板商品の魅力を伝える
  • 👨‍🍳 スタッフ紹介は 「親しみ」や「安心感」を演出できる貴重な要素

4. 食べログの仕様変更と最新トレンドを把握する

🔄 アルゴリズム変更の影響(2019年〜)

2019年以降、「点数だけでなく口コミの内容や頻度」も評価基準に。
これにより評価の操作が困難になった一方、地道に口コミを集める誠実な店舗が高く評価されやすくなっています。

📈 現在のトレンド(2020年代以降)

  • 1レビューに3〜5枚の写真が投稿されていると信頼度UP
  • ユーザーは“正直で共感できるレビュー”を求めている
  • 店側の返信がある口コミは「店舗の誠実さ」が伝わりやすい

5. 自店舗に最適な食べログ活用戦略の立て方

🧭 ステップ1:目標を数値で設定

まずは「どこまで改善するか」を明確な数値で設定しましょう。

  • 来月までに口コミ数を +10件
  • 食べログ評価 3.2 → 3.5以上にUP
  • 月間アクセス数を 2,000PV に増加

🛠️ ステップ2:施策を決定

目標達成のために、具体的なアクションを設定しましょう。

  •  店内ポスターでレビュー促進
  •  スタッフ教育(口コミの大切さを共有)
  •  投稿者に感謝のDM送信好印象の積み上げ

📈 ステップ3:進捗をチェック&改善

数字と取り組み結果をもとに、PDCAを回しましょう。

  • 月次で数字をチェック
  • 上手くいった点・いかなかった点を洗い出す
  • 次回へ活かすためのアクション修正を行う

6. まとめ

口コミ」は店舗が能動的に活かすことで、はじめて“資産”になります。

食べログをただの掲載ページとして扱うのではなく、

顧客との対話の場・ブランド構築の場として積極的に活用しましょう。

飲食店経営は日々の業務で手一杯かもしれませんが、口コミは“未来のお客様の声”でもあります。

小さな積み重ねが、やがて大きな差となって返ってくるはずです。

📢 飲食店の集客は STABBLE にお任せを!

STABBLEはWEB広告やグルメサイトの運用に特化し、
来客数増加をミッションとした飲食店専門コンサルティングチームです。

サービス開始から10年以上が経ち、通算300店舗以上の飲食店をサポート。
月商UP・送客増・利益率改善など、納得の成果でご支援しています。

「ちょっと話を聞いてみたい」という方も大歓迎!
無料相談・資料請求はこちらからどうぞ。


弊社運営の居酒屋☆モルゲン各店舗のInstagramはこちら