飲食店集客を成功させるための手段の一つとして、MEO対策がありますが、よくわからない、時間がないという理由から業者に頼んでいるオーナー様も増えています。しかし、その業者、本当に意味がありますか? MEO業者を利用するメリット・デメリットから、自分でもできる対策をご紹介します。
MEO対策には意味がある!まずは概要を知ることが重要
集客アップのためにMEOを活用するためには、MEOとはなんなのかについて知っておく必要があります。まずはMEOをおさらいしておきましょう。
MEOとは?

MEOとは、「Map Engine Optimization」の頭文字を取った略称で、日本語では「マップエンジン最適化」のことを指します。
Googleで「地域+業種」と調べると、指定された条件から該当する店舗や施設、スポットなどが表示される仕組みです。自店がGoogleマップに登録されていれば、条件が揃った時検索結果に表示されます。
MEO対策の目的
MEOで集客するためには、Googleマップに自店が表示されるだけでは不十分です。しっかりと対策をして上位に表示させ、さらにそこから来店につなげる必要があります。
例えば新宿で飲みたいと思った時。Googleで「新宿 居酒屋」と検索をして、上位に自店が表示されれば多くのユーザーの目にとめてもらうことができます。そして、表示された店の情報が求めているものに近く、なおかつ魅力的なら来店につなげられるでしょう。
運用次第では、月の予約を100件以上発生させることも可能で、グルメサイト以上の集客力を持つこともあるのがMEO。今やSNSと肩を並べる、飲食店探しの巨大プラットフォームとなり、集客アップにはMEO対策が欠かせなくなっています。
MEOが注目されている理由
■グルメサイト離れが進んでいる
ここまでMEOが注目されるようになったのは、食べログやぐるなびなどのグルメサイトの信頼度が低下したことも一因です。
飲食店用の管理システムの開発や提供を行う、『テーブルチェック』が、2022年にグルメサイトに関する意識調査を行ったところ、以下のような結果が出ています。
◇グルメサイトの点数やランキングの信頼度について

「あまり信頼していない」…24.3%
「まったく信頼していない」…6.1%
◇飲食店の検索に使う手段

Google…86.1%
グルメサイト…61.3%
SNS…14.5%
グルメサイトを信頼していない層は30%を超え、2年前と比べると約1.2倍になっているそうです。さらに、飲食店の検索ツールとして、Googleがグルメサイトを抜いてはじめて1位に躍り出ました。
飲食店を検索する手段は、すでにGoogleへとシフトしていることがわかります。
■インターネット環境がどんどん充実
さらに、インターネット環境が充実し、スマホの普及も進んだことから、昔よりも検索が便利になりました。気軽に、そして簡単にお店探しができるMEOの使い勝手の良さが広がり、GoogleMapが新たな検索軸として台頭しています。
■ローカル検索で上位を狙いやすい

「新宿 居酒屋」と検索した時、自社サイトを上位表示できれば大きなアピールとなりますが、これは競合が多く難易度が上がります。
しかし、MEOは検索者の位置情報から近くの関連性が高い店を厳選するので、ライバルをがくんと減らすことが可能。これはMEOにはローカル検索という手法が用いられているからで、同じキーワードで検索しても、東京と大阪では表示される結果が異なるというものです。
MEOでは検索している地域の似た業種だけが競合となるので、膨大なサイトの中から1位を取るより簡単に上位が目指せ、露出の機会を増やせると、取り組む飲食店が増えています。
MEO対策を業者に頼むメリット・デメリット

飲食店の集客アップに、必須のツールとなっているMEO。自社の代わりに運用してくれる、MEO対策の業者も増えています。
業者の支援内容は、Googleビジネスプロフィールの入力代行、クチコミ対応、順位チェックや競合対策など施策分析を行い、MEO対策の専門家として、Googleマップ上での上位を狙うこと。
代行を頼むメリットもあれば、デメリットもあるので、どちらもよく理解してから検討してください。
メリット
業者に頼むメリットは、次の3つが挙げられます。
・管理にかける時間が削減でき、業務に専念できる
・業者が持つノウハウによって短期間で効果が出る場合もある
・MEO対策の専任者を自社で用意するより、コスパに優れる可能性大
MEO対策は行うべきことが多岐にわたり、本腰を入れて取り組むと時間がかかるもの。それを業者に委託してしまえば、その時間を店舗運営のための他の施策に使えます。
また、MEO対策の実績がしっかりある業者なら、そのノウハウを使って短期間で成果を出せる場合も。自社からMEO対策の専任者を用意するより、効率良く結果につなげられれば、コスパも良いでしょう。
デメリット
業者に頼むデメリットは、次の3つが挙げられます。
・業者選定を誤ると検索結果が下がる、アカウント停止の可能性もある
・悪徳業者かどうかの見極めが難しい
・契約料や報酬などのコストがかかる
MEO対策代行を行う業者すべてが、優良とは限りません。悪徳な業者に頼んでしまうと、Googleマップの順位が下がってしまったり、Googleポリシーに違反すると最悪の場合アカウントが停止になったりすることもあります。
しかし、優良業者を見極めるのは難しく、安易に頼むとカモにされてしまうかもしれません。また、契約料や報酬などの新たなコストが発生します。
適切な料金かどうかも見極めないと、自社で専任者を用意するより費用が掛かってしまうこともあるでしょう。
意味ない業者には頼まない!MEO対策は自分でもできる!

良いMEO対策業者に代行を頼めれば、メリットも多く効果的です。しかし、MEO対策は無料で始められ、他のWeb施策と比べるとハードルが低いのが特徴。さらに特殊な裏技はなく、結局はマメな情報入力や発信、お店の魅力によるクチコミへの誘発など、努力の積み重ねが検索結果の上位に繋がります。
そのため、スマホ操作ができるなら、まずは自分でMEO対策を行ってみるのがおすすめ。Googleビジネスプロフィールに登録するだけで、MEOが始まります。そこから自店のホームページを作るように入力や投稿を行っていくことが、ずばりMEO対策。
わからないことはGoogleビジネスプロフィールのヘルプでも確認できるので、悪徳業者に費用をかけて、誰でもできるMEO対策を行ってもらう必要はありません。
MEO対策を始める簡単な手順
MEO対策は、次のような流れで誰でも簡単に始めることが可能です。参考にして、まずはチャレンジしてみてください。
① Googleビジネスプロフィールに登録し認証を得る
② ビジネスプロフィールのトップページからビジネスカテゴリ、住所・マップピンの設定、営業時間、電話番号、ウェブサイトURL、メニューなど、検索関連性に大きく影響する項目を入力。
③ 口コミを集めて自店を評価してもらいながら、返信を行う
④ 定期的に最新情報を投稿し、店の魅力を発信する
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MEO対策は、業者に頼まずとも自分で行うことは可能です。ただ、より魅力的なホームページを作ることや、クチコミを書いてもらえるような店づくりの運営方法には、マーケティングの知識が必要。MEO対策だけやっていても、求めている集客につなげることは難しいでしょう。
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サービス開始から10年以上が経ち、通算300店舗以上の飲食店Web集客を担当してきました。さらに、2021年には自社運営の居酒屋「もるげん」をオープン。
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飲食店の経営を多角的にみながら、集客につなげるお手伝いをさせていただきます。 飲食店コンサルって何?という方は、この記事もおすすめ。
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