飲食店の利益がなかなか上がらないなど、経営に悩んだときに利用してほしいのがコンサルティングです。
しかし、「どんなコンサルティング会社を選べば良いのかわからない」、「本当にコンサルティングは必要?」と二の足を踏んでしまうオーナーも多いでしょう。
そこでこの記事では、実際に飲食店コンサルティングを行っているSTABBLEの社員、いわゆる“中の人”が、仕事内容や店舗に合ったコンサルティング会社の選び方を解説。
飲食店コンサルティングへの不安を解消して、自店舗の経営に上手に取り入れてみましょう。
■飲食店コンサルティングって何?仕事内容をチェック

飲食店コンサルティングといっても、その種類は多岐に渡ります。そのため、実際にどのような仕事をしてくれるのかがぼんやりとしていて、そのせいで依頼しにくいと感じているかもしれません。まずは、飲食店コンサルティングの仕事内容についてご紹介します。
飲食店コンサルティングのタイプは大きく分けて2つ
そもそも飲食店コンサルティングとは、飲食店経営における業績アップを目指し、さまざまな提案や施策を実行する専門家のこと。店舗に利益をもたらすことが、仕事のゴールとなります。
個人から大手企業まで数多くのコンサルティング会社が存在しており、会社によってサービス内容や得意領域も変わってくるのが特徴です。
そんな飲食店コンサルティングは、「特化型コンサルティング」と「総合型コンサルティング」の2通りに大きく分類することができます。どのような違いがあるのか、それぞれの仕事内容についてチェックしてみましょう。
・特定のジャンルに知見が深い「特化型コンサルティング」の仕事内容
特化型はその名の通り、特定のジャンルに特化した課題の解決をサポートするものです。
具体的には、次のような仕事が挙げられます。
・販売促進、集客
・メニュー開発や接客マニュアルなどの作成
・新規出店のリサーチや内装アドバイス、施工管理など
店舗や会社全体の経営を見るのではなく、問題を抱えている部分にクローズアップして提案、改善を行います。
「最近客足が伸びない」という場合は、web広告やグルメサイトを活用して集客をしたり、「店舗の質が良くない」なら、スタッフの接客スキル向上の教育や、メニューの改善などを指南してくれたりと、 より身近なところから店舗改善が見込めるでしょう。
・オールマイティーに見てくれる「総合型コンサルティング」の仕事内容
一方の総合型は、どこか特定のジャンルだけ手を加えるのではなく、店舗全体の業績がアップするような提案や施策を行うのが特徴です。
具体的には、次のような仕事が挙げられます。
・飲食店の経営全般
・フランチャイズ化や海外展開の手助け
・店舗ブランディングや業態変更
業績が上がらない店舗を分析して改善策を提案・実行するのはもちろん、海外進出やフランチャイズ化といった経営面での指導を行うこともあります。
このほかにも、認知度やイメージアップのためのブランディングや店舗開業時のサポートなどもあり、手掛けるサービスは実に多彩です。長いスパンで、より深く経営に携わることとなります。
■ 飲食店コンサルティングが必要な3つのタイミング
今現在、飲食店経営に何の問題もなく、この先の不安もないというなら、コンサルティングを利用する必要はないでしょう。
しかし、どんな飲食店経営にも波があるもので、その波をうまく乗りこなすために活用したいのがコンサルティングです。
飲食店コンサルティングが必要なタイミングを3つご紹介するので、自店舗に必要かどか、判断する材料にしてください。
1.広告効果が出ていない・実感できない
飲食店は、お客様に来店してもらわないことには売上が伸びません。そのため、チラシのポスティングやWeb広告の出稿など、さまざまな方法で宣伝を行っているでしょう。
しかし、いくらコストをかけて宣伝をしても、思ったような効果が得られないケースも少なくありません。コストパフォーマンスに疑問を抱きつつも、広告関連の知識に詳しくなく、なかなか変更できずにそのまま使用しているというオーナーが多いのも事実。
このような場合、飲食店コンサルティングの出番です。
飲食店コンサルティングは、もちろん販売促進や集客面でも豊富なノウハウを持っています。現在出している広告や集客状況の分析を行って改善点を提案してくれるため、より効果的な広告を出せるようになるでしょう。
コンサルティング会社によっては、新たな広告の運用や管理までトータルサポートしてくれるところもあり、自社の人材が飲食店本来の業務に集中できる点も魅力です。
2.売上が低迷しておりなかなか改善できない
店舗経営がうまくいかない原因を明確に把握できなかったり、把握していても効果的な改善策を打ち出せなかったりするときも、飲食店コンサルティングの利用を検討しましょう。
売上は、順調な経営に欠かせない重要なポイント。それが低迷している状態を放置すれば、最悪の場合倒産に追い込まれることだって考えられます。
自社で分析しても売上低迷を改善できない場合、それは自社の人材や知識、経験といったリソースでは現状打破が難しい局面に来ているのでしょう。
このような場合は、外部リソースであるコンサルティング会社に依頼し、新鮮な視点で問題点を見つけてもらうことをおすすめします。表になかなか出ない、他店舗の成功や失敗事例を元に、事業戦略の見直しなどが行え、経営者へ新しい可能性を提案してくれますよ。
3.新規出店など新しいことを始めようとしている
新規店舗出店やオンラインシステムの導入など、これまで経験していない新しいことを始めるとき、まったく知識や経験がない状態で取りかかると失敗するリスクが高まります。
どれほど勉強し念入りに準備したとしても、ノウハウがなければ予想外の事態が起きたときなどにスムーズに対応できないでしょう。
手間と時間、費用といった膨大なコストをかけて始める以上、失敗して多大なダメージを被るのは避けたいところです。
リスクを避けて期待通りの結果を得るためにも、その道に詳しい実績豊富な専門家のサポートを受けたほうが良いでしょう。
飲食店コンサルティングは、飲食店経営におけるさまざまな経験、ノウハウを持っています。それらを活かしてサポートしてもらえるため、効率的かつ成功する可能性も高まるのです。
■ 失敗しないコンサルティング会社の選び方

コンサルティング会社を実際に導入したいと思ったとき、次にぶつかる壁は「どうやって選べば良いのか問題」です。
世の中には、数多くの飲食店コンサルティング会社があります。会社ごとにサービス内容や費用が異なり、初めてのコンサルティング依頼ならなおさら、どこが良いのか悩むことでしょう。
コンサルティング会社選びで失敗しないため、次の4つのポイントをチェックしてみてください。
1.自店舗の業態に合ったところを選ぶ
ひと口に飲食店といっても、カフェや居酒屋、テイクアウト専門店など業態はさまざまです。
店舗の課題をうまく見つけ出し、効果的な改善策を打ち出してもらうためには、その業態に詳しいコンサルティング会社に依頼することが欠かせません。
コンサルティング会社の過去の実績などを確認し、自社の業態に豊富な経験を持つところを選びましょう。
ただし、どれほど経験豊富でも、直接やり取りするコンサルタントとうまく意思疎通ができなければ、お互いに満足いく結果が得られない可能性もあります。
業態以外にも、「話しやすいか」「信頼できるか」といった、人間的な部分で自社に合うかどうかも確認しておきましょう。
2.実績をしっかり公開しているところを選ぶ
飲食店コンサルティングは、医師や弁護士のように特定の国家資格がなければなれない職業ではありません。認定資格はあるものの、実は「飲食店コンサルタントです」と名乗ってしまえば誰でもできてしまう仕事なのです。
実力のないコンサルティング会社を選んでしまえば、店舗の課題改善は期待できず、お金を無駄にしてしまう可能性が高いでしょう。
このため、コンサルティング会社の実力を事前に見極めることが非常に重要になります。
コンサルティング会社を選ぶときは、必ず支援してきた店舗名やその数、具体的な成果などの実績を確認しましょう。ホームページなどで過去の実績を詳細なデータとともに公開しているところや、飲食店仲間から評判の良いところなどを選ぶのがおすすめです。
3.手を動かしてくれるところを選ぶ
店舗の課題を改善するには、改善策の提案だけでなく実行、その後の運用と検証などさまざまな工程が必要です。本来の飲食店経営業務もこなしながらこれらを行っていくのは、経営側や現場スタッフにとってかなりの負担になります。
そこで、飲食店コンサルティング会社は提案だけでなく、実行・運用支援まで積極的に行ってくれる、いわゆる「手を動かしてくれるところ」を選ぶのがおすすめです。
たとえば、オンラインを活用した集客を行うのであれば、webサイトの作成や広告出稿、その後の運用管理までトータルサポートが可能なところに依頼すれば、一貫性が出るので失敗を避けやすく、うまく軌道に乗せられるでしょう。
「手を動かさない」会社に依頼すると、現状分析と改善策のサポートだけ渡され、自力で実行・検証などをしなければなりません。特に初めてのコンサルティング利用の場合、これで結果を出すのは非常に難しいので注意が必要です。
4.数字で明解に説明してくれるところを選ぶ
飲食店コンサルティングを利用する最終的な目的は、課題を解決して売上を伸ばすことです。そのためには、できるだけ具体的に数字で説明してくれる会社を選ぶようにしましょう。
「いつまでに」「どれくらいの予算で」「何をすると」「どれくらいの利益が期待できる」のか、明確に作戦を立てられる会社であれば、コンサルティングが成功する可能性が上がります。
論理的に分析と予測ができる会社なら、仮に途中で問題が起きたとしても理由を的確に分析し、うまく軌道修正できるでしょう。
また、客観的な数字を提示されることで、飲食店側もコンサルティングの効果や理由を納得しやすくなり、より安心して任せられるというメリットもあります。
5.費用相場をしっかり比べて妥当なところを選ぶ
店舗の課題解決に効果的な飲食店コンサルティングですが、やはり気になるのは費用です。
店舗に必要なサービスは個々のケースで大きく異なるため、費用にはかなり幅があります。コンサルティングを行うのが個人か企業か、企業であればその規模、さらに依頼範囲などによっても変わり料金は一概にはいえません。
ただ、大まかな相場でいうと、単発のコンサルティングなら1時間1万円からといった時間単位の料金設定からあり、長期間並走する本格的な顧問契約であれば、1カ月10~40万円ほどかかることもあります。
コンサルティング費用と成果はイコールではないで、コストパフォーマンスなども含めて、妥当かどうか検討しましょう。
具体的な費用は見積もりの時点で出されるので、何社か見比べて決めるのもおすすめです。

■ コンサルティングの依頼~取り組みまでの一般的な流れ
最後に、コンサルティング会社へ実際に依頼し、その後の取り組みまでの流れをご紹介します。ある程度のスケジュールを把握しておくと、依頼のタイミングなどの参考にもなるのでチェックしておきましょう。
1.コンサルティング会社を見つけ問い合わせ
コンサルティング会社は自社のホームページなどを持っているところがほとんどなので、ネットで検索をかければ、すぐに複数の飲食店コンサルティング会社が見つかるでしょう。
まずは先ほどご紹介したコンサルティング会社の選び方を参考に、ホームページの情報をチェックしてみてください。
気になるところが見つかれば、問い合わせフォームや電話などで見積依頼をかけてみましょう。
2.コンサルティング会社からのヒアリング
問い合わせ後、コンサルティング会社からヒアリングの連絡が来ます。
店舗の状況や取り扱っているメニュー、スタッフの数といった現状分析に必要な情報を聞かれますので、取り繕うことなくありのままを答えましょう。また、疑問点や不明点は質問し、不安を解消しておくことも重要です。
このヒアリングで注意したいのは、コンサルティング会社によって料金が発生する場合もあるということ。正式に依頼することで無料になるというケースなどさまざまなので、ヒアリング料金の有無は最初に明確にしておきましょう。
3.見積もりに納得したら契約
ヒアリングを元に、コンサルティング会社が店舗の課題を分析し、改善提案などを考えます。その施策に合った料金の見積もりが出されるので、納得できる内容か確認してください。
ここでも疑問点や不明点がないようにして、問題がなければ正式に依頼をして契約書を交わします。
4.コンサルタントによる分析・提案・改善・検証

その後、提案された改善策を実行しながらコンサルティング会社とともにモニタリングを続けます。改善策はすぐに結果が出ないことも多いため、長期間の付き合いになるケースも珍しくありません。
会社により異なりますが、このように分析と提案・改善、検証などを繰り返しながら、利益を上げられる仕組みを作っていくのがコンサルティングの大まかな流れです。
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